2009年12月24日
『パンジー』(第3話)
その前に…と少し焦らすよいに『スッポン』は言った。
『お前、あの辺り回ってて今まで何かおかしいと思った事はないのか?』
そう言えば、田舎でもないのにやたらに塀が高く敷地の広い昔ながらの家がやたら多いような…。
『コンビニないだろ、ってか店がない、自販機も何もないだろ?お前、何故それに気付かない?』
唖然とした。考えてみると自然といつもあそこ行く時は必ず昼済ますか、コンビニでオニギリとお茶買ってた。水筒持って行ったりもした。極自然とそうしてたんだ。何故気付かなかったんだろう!
『じゃぁ、とにかく今夜、と言うか真夜中だが、午前二時頃に石田邸行ってみろ。やたら大きい工場みたいなのが敷地にあるだろ。わかるか?』
確かにある。あそこだけはいつも変だなぁと感じてたんだ。
やれやれ、とにかくこうまで言われては真夜中だろうが何だろうが行くしかない。
この時僕はまさかあの石田邸に、いやあのエリアにとんでもない秘密があることなんて全く想像もできていなかった。
ただ不味いコーヒーの後味だけがこの後起こる出来事を予兆していたのかもしれない。
『お前、あの辺り回ってて今まで何かおかしいと思った事はないのか?』
そう言えば、田舎でもないのにやたらに塀が高く敷地の広い昔ながらの家がやたら多いような…。
『コンビニないだろ、ってか店がない、自販機も何もないだろ?お前、何故それに気付かない?』
唖然とした。考えてみると自然といつもあそこ行く時は必ず昼済ますか、コンビニでオニギリとお茶買ってた。水筒持って行ったりもした。極自然とそうしてたんだ。何故気付かなかったんだろう!
『じゃぁ、とにかく今夜、と言うか真夜中だが、午前二時頃に石田邸行ってみろ。やたら大きい工場みたいなのが敷地にあるだろ。わかるか?』
確かにある。あそこだけはいつも変だなぁと感じてたんだ。
やれやれ、とにかくこうまで言われては真夜中だろうが何だろうが行くしかない。
この時僕はまさかあの石田邸に、いやあのエリアにとんでもない秘密があることなんて全く想像もできていなかった。
ただ不味いコーヒーの後味だけがこの後起こる出来事を予兆していたのかもしれない。
Posted by ういじん at 02:41│Comments(0)